ブラックパンサーの感想ネタバレ!今回の敵は政治、差別、深みのあるテーマ

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3月1日公開ということで、早速ブラックパンサーを見てきました。

とりあえず、ブラックパンサーかっこいい。と思わざるおえない作品でした。

ブラックパンサーの感想(ネタバレあり)と見所などをまとめていきます。

※ネタバレ禁止の方はご遠慮くださいませ〜。

ブラックパンサーとは

人気コミックスである、MARVELキャラクターの一つで、悪と戦うヒーローです。がしかし、一方で、ワカンダ王国の国王という一面も持っています。

ワカンダ王国にある実を体内に入れることで、強靭なスピード、力を含めて能力を手に入れられるようです。

あらすじ、概要

ブラックパンサーのあらすじは、国王が「シビルウォー」にて、会議中に爆発に巻き込まれて死んでしまった直後から始まっています。

王に即位をするが、愛する元恋人は、ワカンダの外の世界に目を向けるべきだと言います。がしかし、ティチャラ(ブラックパンサー)は国を守るために、ヴィヴラニウムも技術も国外には出さないと言う。

そこへ、昔ティチャラの父親と一悶着あったウンジョブの息子が登場します。王位継承者が二人いることで、二人は戦いますが、買ったのはウンジョブの息子であるエリックキルモンガーでした。

外の世界に技術と兵器を持ち込み、混沌の世界を作ろうとするエリックに対して、ティチャラたち一行はどう戦っていくのか。

というあらすじです。

主要登場人物

ティ・チャラ / ブラックパンサー/チャドウィック・ボーズマン/田村真

ブラックパンサーの主人公であり、正しき心を持つものです。

外の世界での貧困にあえぐ人たちがいると知って、心が揺らぎます。

結果的には、外の世界と外交をして、困っている人のために惜しみなく資本の提供と技術の公開をすることに決めます。

エリック・キルモンガー/マイケル・B・ジョーダン/津田健次郎

エリック

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元アメリカの秘密工作員で、戦闘能力がめちゃくちゃ高いです。

実は、ティチャラのいとこでもあり、近しい存在です。

ナキア/ルピタ・ニョンゴ/皆川純子

ナキア

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ティ・チャラの幼なじみで、元恋人でした。

ワカンダ王国のスパイとして、ケニアに潜んでいましたが、父の死により即位するための儀式があるので、戻ってきてほしいと言われて祖国へ戻ります。

オコエ/ダナイ・グリラ/斎賀みつき

オコエ

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親衛隊の体調で、ちょっと短気で、アメリカ人嫌いを発生させます。笑

戦闘能力は高く、ヴィヴラニウム性の槍で、槍術というよりかは、どちらかという棒術で戦う戦士です。

エヴェレット・ロス/マーティン・フリーマン/森川智之

クロウを追っていた捜査官です。

CIAの捜査官ですが、イメージしているCIA感はあまりなくて、人当たりが良さそうな人です。

ウカビ/ダニエル・カルーヤ/中井和哉

ティチャラの親友でしたが、自分の両親の仇をとってくることもせず、絶望したウカビは敵に長得ることになります。

親衛隊隊長とは恋人同士です。

シュリ/レティーシャ・ライト/百田夏菜子

ティチャラの妹で、ワカンダ王国の王女でもあります天才科学者であるらしく、作る兵器はどれも優れものです。

特に首飾りからできるスーツのナノマシンが今回大活躍をします。

エムバク/ウィンストン・デューク/木村昴

ワカンダの一族は、5つ分かれたらしいのですが、一つの一族は他の一族とは馴れ合わず、山奥に暮らすことになるのだそうです。それが、ジャバリ族でした。

エムバクはジャバリ族の一族のリーダーです。

ユリシーズ・クロウ/アンディ・サーキス/広田みのる

『エイジ・オブ・ウルトロン』にも登場した悪役の武器商人です。

ウルトロンに切られた腕は復活しています。

仕込み銃で、ブラックパンサーたちを一度は返り討ちにします。

ラストのシーン

ラストのシーンでは、お互いのスーツの力もあり、ブラックパンサーとキルモンガーでは決着がつきそうもないことに気づきます。

ティチャラが、ヴィヴラニウムを運ぶ列車についている特殊な機械を使いお互いのスーツの能力を無効化させます。

スーツの能力なしで、戦う二人、上の広場では、ウカビたちが追い詰めて勝利を確信しています。

そこへ、エムバクが登場します。エムバクが登場して、ジャバリ族が味方についてからは一気に逆転。

ティチャラもキルモンガーを倒します。

キルモンガーは最後小さい頃に父親に、ワカンダは世界一綺麗だって言われて、それをずっと信じてた。ばかみたいだろ。

といい、ティチャラはキルモンガーを夕日が見える崖の上まで連れて行きます。思わず綺麗だ。というキルモンガー。

戦いの最後に胸にナイフを突き刺されたキルモンガーは、治療をすれば助かることができるぞとティチャラに言われるが、拒みます。

海にでもしたいを捨ててくれてとナイフを胸から取り出し倒れこみ死亡。

ティチャラは無事にまた国王の座へと戻ることができました。

その後、ナキアとは復縁をした模様で、王妃になるかのような描写があります。そして他の国に対して技術を提供することを明かし、今回の映画は終わります。

エンドロール

エンドロールその1

ウンジョブと息子のキルモンガーが住んでいたアパートの前へ行き、張り紙で取り壊すことが書かれているのを兄妹二人で見ています。

ですが、その場所の跡地には、ワカンダが支援センターを立てるために買い取ったことが明かされます。

さらにその場所で、技術を広める責任者をして欲しいと頼まれる。「本気?」と言われるティチャラですが、本気だと言わんばかりに、ボタンを押して、インビジブルモードに入っていたであろう船を可視化させます。

近くにいた子供たちは大騒ぎ、もう後には引けなくなった。というわけですね。

エンドロールその2

描写は一人称である本人の目線から始まります。

子供たち3人が誰かの頭上で顔をじろじろと見ています。起き上がり、外へ出ます。ティチャラの妹である、シュリと話をしたところでカットは客観へと変わり、寝ていた人物が誰なのかが明かされます。

なんと!バッキーでした。

シビルウォーの後、洗脳されていたために、バッキーはスティーブ(キャプテンアメリカ)と一緒にワカンダの施設へと移りました。

復活したということは、もしかすると、洗脳が消えた?のかもしれません。

感想、見所ポイント

マーベルシリーズが好きなので、余計なこと言わず!はい!面白かったです!いえあ!

テーマがシリアスになった

マーベルの初めの頃は、THE悪役!というのを明確に出していました。レッドスカルないし、オバディアや、ガーディアンズではロナンなど、相手は誰が見ても悪役でした。

ですが、スパイダーマンらへんから相手がキャラクターではなくなってきているのをご存知でしょうか。

スパイダーマンでは、相手はバルチャーではなくて、バルチャーを生み出してしまった事実、欲であったりしました。

なので、最後にはピーターはトニーの誘いを断っていますよね。戦う者が純粋な悪ではなくなってるんですよ。

ガンダムみたいにね。

今回は、政治だったり、人種差別であったりします。テーマがまた変わったわけです。

なので、言っていることは、別に何らおかしくないわけですよ、キルモンガーも。搾取の戦い、奴隷であったり、虐げることを始めにしたのは、あいつらだ(黒人以外の人種たち)だから次はこっちから攻撃を仕掛けてやる。

マーベル映画なので、どちらかに味方をするように描かれているので、思わず味方(ヒーロー側)を応援したくなりますが、一概にブラックパンサー側が正義とは限らないな、と思いました。

もちろん、目には目を、歯に歯を的な考えのキルモンガーが正しいというわけではありません。

ですが、戦う相手が目の前の敵ではなくて、敵を生み出す社会であったり、人の本質であったり、それが自分が抱えている問題であったり、というのはここ最近のマーベルの変化だと思いました。

それが今回は如実に分かります。

ハイテク機能はアイアンマンを越す?

今回の劇中に、ハイテク機能はたくさん出てきます。骨髄損傷を治す、腕の玉から出てくる投稿画質テレビ電話、傷に触れると傷を癒すビー玉サイズのボール、装着した乗り物を遠隔操作する、スーツ、ソニックブームを起こさせるグローブなどなど、かずえたらキリがないほどに出ました。

対人となると、殺傷能力的には、アイアンマンの方が上のようですが、人を治癒するといった能力では、格段にワカンダ、つまりはシュリが上でしょう。

二人が出会い議論する日が来るのかもしれません。

これは、西洋と東洋の考え方や医学などにも通ずるのかな〜?という感じでした。東洋的な技術をしている気もしたので。

準備ができている国、韓国、ロンドン、アメリカ?

ラストの方で、武器の輸送が終われば、いつでも戦争を仕掛ける気でいるのは、韓国、ロンドン、アメリカ?というようなセリフがあります。

あれ?これって、ドクターストレンジの拠点3つじゃなかったっけ?とも思いました。気のせいかもしれませんが。笑

スタンリーが今回も出ます

毎度出演するスタンリーさんですが、今回は韓国のカジノで出演をされます。

パッと!だけではなくて、ガッツリ映るのでわかるはずです。

ちなみに知らない人のためにですが、スタンリーはアメリカンコミックスの生みの親であり、超偉大な人です。笑

映画に出ていると脇役感すごいですけどね!それもまた才能なのですよ。

ヴィヴラニウムの謎が明かされる

今まで、世界一硬くて壊れない物質だ的な扱いでしかありませんでしたが、ヴィヴライニウムの正体が少しだけ明かされます。

遥か昔、地球に人間という生物ができる前の頃、ヴィヴラニウムが地球に衝突をして、地中へ埋まったのだそうです。

それをのちにたまたま見つけたのが、ワカンダだったのだとか。

ハートの形をしたハーブは全て燃えた?

ブラックパンサーの力を手に入れることのできるハートん形をしたハードは全て燃やされてしまいます。

こんな感じで、最強のハーブ失われちゃうんか!とビックりします。戦士に飲ませた方がよくない?と思ったのですが、他の人が強くなるのは、キルモンガーにとっては不都合ですからね。

今後仮に、力を失う薬を飲まされたら、ティチャラも二度と力を取り戻すことができないことになります。

でも、もうおかしな儀式はなくなるかもしれませんね。

ブラックパンサーのスーツがかなり強い

ブラックパンサーの新スーツがめっちゃくちゃ強いです。

ナノマシンで、相手から受けた攻撃を吸収して、貯めることができます。そして一気に解放することで、触れていたものを粉々にして、近くにいるものに衝撃波を与えます。こんなんいいのか!と叫びたくなるほどに強いです。

しかもヴィヴラニウム性だから銃弾も通らず、ダメージ吸収なので、アイアンマンのように外から攻撃を受けすぎると中の人物にダメージを食らうということも特になさそうです。

実はブラックパンサー最強なんじゃないか?いやーでもソーには勝てないか。レットツェッペリンだしな。

シュリの声優はももクロの百田夏菜子(カナコ)

シュリの声優がももクロの百田夏菜子(カナコ)だったことをエンドクレジットで知りました。それまではずっと知らなかったので、結構驚きました。

芸能人の方々が声優をやると、小さい頃から声優になろうかと思っていたくらい声を聞きまくっていましたので、やっぱり癖というか、「この人声優じゃないな」感が出ている気がしています。

ですが、今回はわからなかったなーと、というか役にすごくはまっていた!と思いました。素晴らしいカナコさん!

バッキーの洗脳が解けたのか

バッキーの洗脳が解けたのかは謎でした。でもすごい楽になったかのような表情は映されていました。

そのために、洗脳が解けた可能性は高いと思います。

次回は4月にインフィニティウォーが控えているので、バッキーが治っていてもおかしくないかと。

武器を乗せた船が外の世界で爆発した

CIAである、ロスが最後突撃をして、最後の輸送艦を倒します。

ですが、倒した場所は、若干ワカンダを抜けたところです。

スパイダーマンでは、がれきの中から、部品を見つけて兵器にして売りさばいていました。それよりも、強靭なパワーを生み出してしまう、ヴィヴラニウムがもしも悪の手に渡っていたら…

というのを想像させられました。

ウカビとエムバクがポジション交換?

国王になり、国王ではなくなり、また国王に戻るティチャラですが、最後王を囲む席にはウカビの姿はなくて、エムバクがいました。

ウカビは今回敵側にいたこともあり、牢屋にぶち込まれたのでしょう。

代わりになんだかんだ絆を深めたエムバクがウカビのポジションについたのかと思います。

インフィニティウォーが楽しみすぎる

予告編のインフィニティォーが映画前に流れるのですが、映画館で見る予告編。圧巻ですよ!しかもシルバーソニックが生き返るかのような描写がありました。全員で協力しないと倒せないというような流れで、すべての見方が合流をします。

スパイダーマンホームカミングの小ネタはこちら↓

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ガーディアンズオブギャラクシーも、ソーもハルクも、アイアンマン、バッキー、キャプテンアメリカ、ナターシャ、スパイダーマン(新スーツでした)などなど、昔よくあった、ヒーロー大集合の映画みたいな感じですよ。

ここまで集まると、キャラが濃すぎて解説するのも大変そうですね。笑

もう一度アイアンマンから見たくなるかも!

まとめ

以上がネタバレを含めた感想と、あらすじや登場人物、声優についてなどでした。

インフィニティウォーに続く、ブラックパンサーをマーベルファンは言わずもがな見るとして、映画好きな方でも、楽しめる映画だと思います。

まだ見られていない方は、是非映画館へ足を運んでみてください〜。

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