プレステージがアマゾンプライムで評価が高かったので、お?と思い見てみました。
ヒュー・ジャックマンってどんな映画の役柄でもできちゃうからさすが役者さん。って思いますね。笑
マジックを中心に話が進むサスペンスフィクションってな感じで
ミステリー?サスペンス?と言うよりかは、SF映画
特にタネや手の込んだ仕掛けがあるミステリーだと思ってみると失敗します。
タネや仕掛けもありません。と言うマジシャンの常套文句も言えないくらいに本人もメカニズムがわからない科学の力を使っていくので、「ええ、もうマジシャンじゃないじゃん」と突っ込みたくなるくらい。
面白かったですが、開始1時間ほどでなにが起きたのか大体が予想つく映画ではあったかな、と思いました。
目次
プレステージのあらすじ
ミルトンと言うそれなりに有名なマジシャンのもとで、修行をしていたアンジャーとボーデン。アンジャーの恋人ジュリアは助手をしていました。三人とも劇中には出てくるけれど、サクラとして出てきているので、いわゆるマジックのタネである三人。
アンジャーの恋人ジュリアは水槽の中に入り、1分間のうちに水槽から出てくると言うマジックの水槽に入る人役をしていましたが、とあるマジックショー中に、いつも外れるはずのロープが外れずに水槽の中で溺れて死んでしまいます。
アンジャーは「お前わざとやったやろ」
ボーデンは「わざとじゃないんだ。いやマジで」
と言う水掛け論になり、お互いにお互いの足を引っ張り合うことになります。
こうして、お互いがお互いのマジックのネタを盗んだり、客を盗んだりと戦っていくわけです。
プレステージの結末、ラストの展開
ボーデンは水槽の中にアンジャーを閉じ込めて殺した罪で捕まり、死刑になってしまいます。
刑務所で刑が実行されるのを待つ日々ですが、面会者として、娘ととある人がやってきます。
それが、アンジャーでした。
ステラが作ったマシンで、アンジャーは自身を複製することができるようになり、自分を殺して、捕まえさせて、死刑にする作戦だったのです
ですが、実は、ボーデンは双子で、もう片方は生きていて、最後にアンジャーを殺すと言う結末
プレステージの感想
え、
とはならない終わり方でしたね。
特段隠すこともなく、複製機ができた時点で、アンジャーが生きていることは確定でしたし、ボーデンの奥さんとその周りとの関係からもう一人ボーデンはいることも確定でしたから。
ステラの謎やら、アンジャーもう一人いるんじゃないの説、ボーデンが酒場でいっていた「もう一人は段々と乗っ取ってくる」って言う乗って自分の双子の話なのかな説、など
ふーん、って感じでしたが、後味が悪い!と言うわけでもなく、まあこれはこれで余白があっていいよね。と言う終わり方でした。
予告編を見たときはサスペンスなのかしら?と思いながら見ていましたが、サスペンスではないですね。謎が多いというよりかは、複雑にしています。
映画中に、マジックのネタがわかると大したことはないんだ。っていっているので、
この映画自体がマジックであるよ、タネなんか明かさないよ、て言いたいんだと思う
ロープの結び方はどっちが間違えたのか
ロープの結び目を普段とは違う結び方で結んでしまったのか、と言う疑問ですが、この辺は謎に包まれてます
片方はマジックを愛し、片方はマジックに人生を捧げる気は無いような描写があったので、マジックを愛している方がロープの結び目を間違えるのかと言う疑問はある
わざと間違えたのか、もう片方のボーデンが結び目を覚えていなくて間違えたのか、どちらかなのかは曖昧にぼやかされているのでわかりません
後半にボーデンは奥さんサラに向かって「俺だって本当はこんなことはしたく無い」といっているので、こっちはマジックの修行をしていたボーデンでは無いかもしれません
なので、死んだのはマジックよりも私生活を大事にしたい方のボーデンです
ボーデンボーデンボーデン紛らわしいぜちくしょう。
アンジャーを殺すことはなかったのでは
アンジャーを殺すことはなかったのでは無いかな、と思っちゃいますし、理由ってなんだったんだろうね。
アンジャーを殺した理由は一見娘のためを思わせますが、犠牲を厭わないこのマジック狂は娘のためにアンジャーを殺したわけではないでしょう。
考えられるのは、双子のボーデンに頼まれたから、今まであいつ本当にムカつくしアンジャー殺しちゃえ!てな感じで殺したんじゃないかなと思います笑
娘を亡くしても、妻を亡くしても、悲しまないのはマジック狂の方のボーデンなので、頼まれたのとこの戦いに終止符を打ちたかった、と言うのが妥当でしょう
余談だけど、ステラの事件は本当らしいね
まとめ
考察してみたけれど、本当にいい映画や本ってのは答えはなくどちらにも捉えられそうなもので、その考えると言う過程をも楽しむんだよね
って思っているので、結論はこうだ!って言うのは特にないかなと思ってます
思ったよりも、わかりづらい映画だったので、映画好きな人は観れるけど、そうでもない人は楽しめない映画ではあるな、と思ったので、知人には勧めづらいですが面白かったです
( ・∇・)バイ