アーサー王の物語を微妙に変えて、底辺から王へと成り上がる新たなヒーロー伝説!であるキングアーサー!
いやー面白かった。
いつものごとし、あらすじや主要登場人物、キャスト、起承転結でストーリーを解説して、感想までおざざっとお送りいたします。
目次
あらすじ
イングランドの王ユーサーは、魔術師モルドレッドを打ち取り王国を救うが、実の弟であるヴォーティガンの反乱により、夫妻ともに亡くなってしまう。
子供を逃がすことに成功し、息子アーサーは小舟で逃げてロンディニウムにたどり着く。たどり着いた先に売春婦に拾ってもらい、悪友と一緒に育っていく。
悪事を働きながら暮らしていたところ、ヴァイキングに育ての親である娼婦に暴力を振るわれたことに怒り、おかねを奪いとる。
が、しかし、ヴァイキングはヴォーディガンの弟であった。
アーサーは聖剣エクスカリバーを引き抜くことができなかった証が腕になかったがために連れて行かれてしまう。
エクスカリバーを引き抜くことで、息子アーサーであることがバレてしまうが、剣の力に耐えきれず倒れてしまう。
息子アーサーは過去を受け止め、聖剣の力を使いこなし、ヴォーディガンの野望を防ぐことができるのか。
主要登場人物、キャスト
アーサー – チャーリー・ハナム
今回の主人公であるアーサーは、初めはスラムの子どもであることもあり、荒れ狂っているが、徐々にトラウマを取り戻していきます。
チャーリーの筋肉美がすごい。w
撮影中も筋トレを欠かせなかったようで、合間があれば出演者で懸垂をするなど、監督とも仲が良く、王たる風格が見逃せないと思いました。
ヴォーティガン – ジュード・ロウ
ヴォーディガンは兄であるユーサーには勝てないはずなのですが、アーサーに勝つために愛するものを犠牲にして魔物と契約をして力を手に入れます。
自己顕示欲の強さが画面のこちらまで伝わる。
メイジ(魔術師) – アストリッド・ベルジュ=フリスベ
魔術師であるメイジは今回2番目に大活躍、大蛇を放つなど、メイジの力は健在していて、ヴォーディガンに一族を自分以外皆殺しにされてしまったことから、復讐心は垣間見れなかったが、ヴォーディガンの野望を阻止するためにも一緒に行動をする。
起承転結でストーリーを解説
起
初めは、魔術師であるメイジとユーサーとの戦いです。魔物を扱い(像型の)凄まじい力を見せますが、エクスカリバーを覚醒させたユーサーはほぼ無敵。
あっけなくやられます。
当時から嫉妬心が見えるヴォーディガン、おそらくこの頃から兄であるユーサーは気づいていますが、心変わりしてくれるだろうと信じて手は出しません。
鎧をまとった騎士にアーサーの両親は殺されて、アーサーだけ小舟で海へと流されていきます。
小舟でたどり着いたのは、ロンディニウムという街で、売春婦に拾われることになります。
承
売春婦に育てられるアーサーですが、悪友の影響もあり、小さな悪事に手を染めるようになり、街のギャングになっていました。
ある日売春婦に手を出されて怒ったアーサーはヴァイキングという手を出した白ひげを倒しにいきます。
そこで、俊足でヴァイキングの命を握ることに成功し、金を奪いますが、相手はヴォーディガンの取引相手!
連行されそうになるところをなんとかギリギリで逃げますが、門番に腕を見せろとバレて、エクスカリバーが抜けないという紋章がないために、城へ連れて行かれます。
城には大行列が出来ていて、抜けないことがわかると、腕に焼印を入れられて解放されるよう。
自分が王の子供だとは思ってもいないアーサーは横入りしまくりで、剣を抜こうとしますが、なんとこれが抜けてしまう!
エクスカリバーの力の強さを受け止めることができずに倒れてしまいます。
ヴォーディガンは継承者であるアーサーを殺せば、すべてはうまくいくと思っているので、アーサーを見せしめにしながら殺そうとします。
が、そこへメイジと仲間たちが助けに来て、一緒にメイジたちの隠れ家に行くことになります。
自分が力を受け止めていないのが、王という自覚、自信、そして過去を受け止めきれていないことであることを指摘されて、修行をします。
スパイからの情報でロンディニウムにヴォーディガンが来ることを知った一行は、待ち伏せて倒そうとしますが、計画は逆に筒抜けになってしまっていました。
全員で協力をし合って退けようとしますが、相棒たちを失う中でアーサーはエクスカリバーの重みから逃げようとします。
転
沼に引きずられていくと、そこでアーサーが投げ出して、ヴォーディガンの野望が叶ってしまった先の未来を見せられるアーサー。
ここでアーサーは命をかけてでも、ヴォーディガンを倒すことを決断します。
結(ラスト)
ラストの展開では、エクスカリバーを使ったアーサーが一方的に勝つと思いきや、
力を増すために、ヴォーディガンは愛する娘すらも殺し、犠牲にしたのでした。魔物と契約をして強い力をさらに手に入れたヴォーディガンは、以前よりも強さを増しています。
父を越えねば勝てぬ中で、エクスカリバーを使いこなして戦っていきますが、あと一歩というところで致命傷を与えることはできません。
逆に追い詰められてやられてしまいそうな時に、過去の回想へ、父親が体を犠牲にエクスカリバーをさして海深く隠したのですが、刺さる前に剣を手にするアーサー。
過去を全て受け止めて、俺に任せろと言わんばかりの意で立ち。
父の声援もあり、エクスカリバーをさらに覚醒させて、ヴィーディガンを無事に倒すのでした。
その後、アーサーは王になり、仲間であったものたちは全員家臣になるのですが、誰が上の立場というのを嫌うアーサーは、王室に円卓を設けました。
一人が決めるのではなくて、対等な立場として全員で決めていこうという表れですね。
物語はこうして幕を閉じます。
感想
ズババババババババババ!
え?一瞬時間を止めたの?と思うくらいに覚醒したアーサーが強い。
まさかのディヴィットベッカム
この人どこかで見だことあるなーと思ったらまさかのベッカム!?
舞台がイングランドということもあってか序盤で悪役として登場します。
だるそうに、アーサーに剣を抜けてと説明する役で。
こんな豪華な人を雑多に扱うって映画ってやぱすごいのね。
アーサーだけど、マーリンではない
原作のアーサー王の物語では、魔術師マーリンといえば、日本ならジャストで流行っている七つの大罪を思い浮かべますが、魔術師の名前はマーリンではありませんでした。
多くは語られていませんでしたが、メイジはマーリンだったのかも。
困難に立ち向かうアーサー
頭を使って悪知恵を働かせながら生きて、このまま死ぬという流れから突然王の息子であると告げられた衝撃は、想像するのが難しい!ですがかなり衝撃だったと思います。
今の自分が好きでもなければ、過去を思い出したくもないので、責任を負うのが嫌なのか過去も受け止めませんし、はっきりしない状態です。
ですが、自分のために死んでいく仲間や、未来を見ることで、過去を受け止めることを決意、また今の自分を許すことができたのも周りの仲間たちのおかげといえるでしょう。
新たなスーパーヒーローだった
アーサー王だけではなくて、円卓を囲む騎士たちはそれぞれが個性強いらしく?別の話の主人公でもあるので、一作品で終わってしまうのがもったいないな〜と思いました。
バサバサと倒していくのは、まさに三国無双を彷彿とさせる爽快感だったので、爽快になぎ倒す映画な印象が最終的には色濃かったですが、最後まで楽しく観覧できました〜。
まだ未見の方はぜひ。