グランドイリュージョン2の感想、結局父はどこへ消えたのか

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グランドイリュージョン1を見終わり、続きが気になり2を見ました。

今回は全体的にイニシアチブをマジシャンがわがとっていた1とは違い、天才的な頭脳、科学がマジックを上回り、ホースメンが転がされる版です。とはいえイリュージョンは前回よりも豪華になっていて、見どころがめちゃくちゃ増えた印象です。

と、いうわけで、(前振り下手でごめん)あらすじや評価、感想をつらつらと書いていきます。

グランドイリュージョン2のあらすじ動画

グランドイリュージョン2のあらすじ

1年以上の潜伏を経て、フォー・ホースメンが再び動き出す。

今回のターゲットは大手IT企業オクタ社。オクタが主催するイベントを乗っ取り、携帯電話事業に隠された社の陰謀を暴き出すのが目的だ。

ところが、ホースメンが会場に姿を現した時、そのイベントはさらに別の何者かにより乗っ取られてしまう。ホースメンは会場から脱出すべく緊急脱出用シューターに飛び込むが、出た先はなんと遠く離れた中国・マカオ。

困惑するホースメンの前に、死亡したはずのオクタ社の共同経営者ウォルターが現れ、ある取引を持ち掛けた。

引用:wikipedia

グランドイリュージョン2の主要登場人物、メインキャスト

J・ダニエル・アトラス – ジェシー・アイゼンバーグ
ディラン・ローズ – マーク・ラファロ
メリット・マッキニー – ウディ・ハレルソン
ジャック・ワイルダー – デイヴ・フランコ
ウォルター・メイブリー – ダニエル・ラドクリフ
ルーラ – リジー・キャプラン
リー – ジェイ・チョウ
ナタリー・オースティン – サナ・レイサン
アーサー・トレスラー – マイケル・ケイン
サディアス・ブラッドリー – モーガン・フリーマン
チェイス・マッキニー – ウディ・ハレルソン

前回のキャストとほぼ同じで、ホースメンの女性枠が変わっています。前のホースメンの紅一点であるヘンリー役のアイラフィッシャーは2014年に第三子を妊娠、出産とwikiには書いてあったので、子育てとの同時並行も難しいし、別の女性役になる前提での脚本になったんじゃないかな〜と思ってます。

別にジャックとの恋愛とかなくても映画として成立している気がするしね。笑

グランドイリュージョン2の評価

100点中90点!
毎度、甘口評価ですが、楽しく見てなんぼ、みたいなところがあるので、最後まで観れた映画は一応評価高くなっちゃいますね。

本当にダメなやつは最後まで見れなかったりするので。

前作が全世界では3億5000万ドル、今作は3億3000万ドルなのでちょっとは少なくなってしまっているのかな?

日本では2億円ほど復興収入が増えているので、1を見た人がハマって2も見た感じと考えると、日本人には結構あっていたのかも。グロいシーンとかどす黒い人間関係とかないし、小難しい話もないから頭を使わなくても見れるというか。安心安全の映画だよね。

グランドイリュージョン2の感想

グランドイリュージョン2、見破られたトリックというタイトル通り、今回はホースメンが手のひらで転がされます。1ではディランの手のひらの上でホースメンが転がされて、唯一のイレギュラーは美人のインターポールが捜査に加わってしまった点だけで、他は全て計画通りです。今作ではイレギューまみれの作品となっていて、ホースメンが翻弄されます。

が、しかしラストに明かされるのはサディアスの計画通りであり、ディランを含めたホースメン全員が手のひらで転がされていたのでした。3ではディランのお父さんが実は生きていて、っていう展開になるのかな?

序盤のマジックのシーンまでがスイスイと早くて飽きずに見れましたし、何より映画だと知ってはいても、思わず「おおっ。。。」と声を出したくなるようなシーンも多々ありました。

特に、チップを盗みにオクタ社へ忍び込んだ時のカードにチップをつけて4人で隠し続けるシーンや、3カードモンテ作戦でアトラスが雨を操るシーンなどは、CG?なのか?どっちだ?と思ってしまいましたし、映像美でした。

ああ言った、綺麗な映像、サプライズがあるだけで、全体の物語はともかく見てよかったと思わず思ってしまうものです。

1,2を通しても、ディランの父親の真相はわからずじまいでしたね。1では美人警官が金庫は見つかっていないと言っていたので、実際に亡くなってしまった確認はサディアスもディランもできていないのでしょう。その辺が、こんなに天才的な頭脳を持ったサディアスでも知らないってのはどうなの?という違和感につながりますが、実は生きているんじゃないか?説をいまだに僕は持っています。笑

金庫の中でもしも亡くなっていたら、死に目に会うシーンがあってもいいはずですし、金庫のような重たいものを沈ませたのにも関わらず、行方不明ってのはどうなんだろう、というね。見つかってないから死んだよね、って、現実世界ではそりゃそうなんだけど、”あの”天才マジシャンライオネルシュライクなんだから、生きている!って何人かが本気で思っていてもおかしくないのではなかろうか。でも誰もそんなそぶりもしてないってことは、生きている説の回収が今後ありそう、ワクワクとちょっと感じてしまうわけです。

話は全然関係ないのですが、アトラス役のジェシーアンゼンバーグが坊主になったのって、やっぱりスーパーマンの映画で(ルーサー役)悪役を演じた時に坊主にしたからですかね?長髪でもかっこよかったですが、坊主頭に違和感がありました。グランドイリュージョン含め、スーパーマンでも目立った「クソやな」演技はど素人からすればなかったですが、このとし2016年には、アイゼンバーグはゴールデンラズベリー賞最低助演男優賞という賞を取っています。

別に日本を責めるわけではないけれど、日本って映画や演技力とか求めてみる習慣がないので、グランドイリュージョンもそう言った声はなかったけれど、全世界からすると、「あいつの演技下手やな」って思われてたってことなんですかね?真実は探せばありそうですが、僕は彼のあの猫背な感じが好きなので、どっちでもいいという結論で興味の蓋は閉めました。

そして、ディラン役のマークラファロはかなりの演技力だと毎回思ってしまいます。アベンジャーズでハルク役を演じていますから、他の映画に出てもあの映画の〇〇だ、という雰囲気が抜け出させない俳優さんっていると思うんですね。どうしても引きずってしまうと言いますか、でもマークラファロってどの映画を見てもその引きずっている感がないんですよね。今作でも格闘シーンでは「緑にならないかー、緑にならないのかー」なんて言ってふざけてみてはいましたが、あのハルクだなんて要素はなく、父親を愛していて復讐に燃えていた青年(ちょっと歳は言っているけど)感が出ていますし、アベンジャーズシリーズでもダントツで演技が上手い人なんだなというのが改めてわかりました。

月並みですが、3が楽しみで仕方がないです。次は誰の手のひらの上で転がされるのだろうか。おそらくライオネルシュライクしかいないだろうけど。

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