[解説・考察]パスワード:家 (h0us3)、嘘か本当か迷わす構成、二度見たくなる映画

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パスワード:家 (h0us3)という映画を見ました!

一度だけではなく、もう一回見たくなりますね。

スルメ系ですわ〜。噛めば噛むほどってやつ。リアリティのあるスリラー映画です。

IT用語が結構あり、全てを理解することはなかなか一般人ではできないのではないかな?と思います。

起きた出来事だけでもざっと理解をすると、もっと面白く感じる映画ですね。

今回は劇中の解説、そしてラストのモニの言葉の考察について書いていきます。

パスワード:家 (h0us3)の作品情報

h0us3

制作国:スペイン
ジャンル:ホラー/スリラー
監督:マノロ・ムンギア Manolo Munguía
公開:2019年
上映時間:104分(1時間44分)

パスワード:家 (h0us3)のあらすじ

夕食会をするために、大学時代の同期を集めるラファ。パートナーを連れて、続々集まり夕食会は始まる。それぞれの昔話を楽しみ、IT関連の話で盛り上がり、1つのゲームをすることになる。パスワード当てゲームから話はどんどん発展し、全世界に配られたとあるファイルの話になる。

ファイルにはパスワードがあり、開くことは困難だが、ラファが暗号をとき開くことに成功。しかし、そのファイルにはとんでもないデータが入っていた。中にあったのは動画や拡張現実アプリだった。30秒後の世界が見えるアプリ。

変数を変えると、数日後までを見ることができた。12日後の世界を見ると、すでに自分らがいる場所は燃えてなくなっていた。

結局何があった?人工知能が人類を管理する?

結局何が起きたの?って思うじゃないですか。

「人工知能が人類を凌駕してしまった未来を見てしまった」

これに尽きるのですが、その人工知能に対して管理されないために、反旗を翻そうとしてしまうと、消されてしまうために、消されないように嘘をついたってのが最後らへんです。

ちなみに、超最初にエバとデイビットがラファに会った時に妻であるサラは、ラファが言うことは「全て嘘である、一言も信じてはいけない」と言っています。

この辺の伏線があるから、一概に、最後のは今日起きた一件は全て嘘であり、ドッキリだよーと言うのが嘘なのか本当なのかが濁されてるのが面白い

本当に嘘だったのか、嘘じゃなかったのか、そこは想像にお任せしますよ。っていう余白を想像して楽しむのが本映画の遊びかた、楽しみ方だと思っています。

2回見たけどね、2回見るとより面白いです

サラが慎重に立ち回って、ラファの同級生以外の人間が信頼できる人なのか聞いて回っているところとかね

前半、中盤に可能性の話や未来の話をして、後半では人工知能に殺されてしまう未来を見せます。後半のラファがインシュランスファイルで見たものは前半中盤の話があるので、「本当にあるのかも」と思わされるのです。

まーしかし、これが全部ドッキリでした!

となっても、それはそれで「おお!」となる。笑

パスワード:家 (h0us3)のラスト、モニの言葉の意味とは

「私のスマホにこのアプリをダウンロードしたわよ」

というモニの言葉で映画は幕を閉じています。
モニだけは、アプリの存在を信じているということでしょう。

ラファとダビットは沈黙の中でお互いに目を見合わせて、作戦を一瞬で練ります。

今日の集まりがきっかけで、リークをするものがいたために、ラファ以外は殺された可能性があるために、今日集まった全員に「起きたことは全てドッキリ!嘘でした!」と伝えます。

人間関係にヒビが入りそうな嘘ではありますが、集まったメンバーが殺されたり、人工知能に人類が取って代わり滅ぼされるよりはマシと二人は考えます。

3時間5分後の世界である深夜1時35分には、テーブルの上に晩御飯の後のグラス3つが置いてあります。

これは、ラファとダビットとモニの3人のものであると思われます。

「私のスマホにこのアプリをダウンロードしたわよ」

と話をした後の作戦会議ということですね。ここから未来を変えていけるのかどうかは、解明されずに映画は終わります。

3つのグラス、最後まで残った3人、未来で見たのと同じため、ドッキリではないのではないか、言葉が少ない後半、想像で楽しむ感じ、たまらん。

リークをした人はジュリア?私欲が全員を殺したのか

未来のラファとチャットで会話をしている時に、リークをした人物は誰かを尋ねます。しかし、ラファ(未来)は誰がリークをしたのかはわからない。と書き込みます。

その際に、ジュリアの顔がアップされているので、十中八九ジュリアがリークをした犯人に間違いありません。

理由はジュリアはお金が欲しかったからでしょう。アプリの存在を知ってすぐにお金持ちになれる!とトイレで恋人に伝え、ビジネス相手?にもチャットにてめちゃくちゃすごいものを見た!と言っています。

ラファとデビットが嘘だといい、ごまかさなければ、この後ジュリアはもっと音声ファイルを送ったかもしれません。その音声ファイルが人工知能にバレてしまい、存在を知られたことによって、邪魔者である、8人は殺されてしまったのでしょう。

ただ、ジュリアである!と描かれているわけではないために、違法性を嫌う恋人であるリカルドが警察などの政府機関に報告をしてしまい、流出してしまった可能性もあります。

劇中に出てくる言葉の意味

劇中には、うーんどう言うこと?と言う言葉がちらほら出てきます。それぞれを解説していきます。

アキレスと亀

アキレスと亀はゼノンのパラドックスのうちの一つです。めちゃくちゃ遅いものですら、早いものは追いつかれないと言う考え方です。数学的には矛盾はしておらず、追い越すことができると考えられています。

地点Aを目指して、アキレスと亀が競争をした場合に、地点Aにアキレスがついた頃には、地点Bに亀は行っており、地点Bにたどり着いた時には地点Cに亀はついていると言う考え方です。

どう言うこと?て思いますが、そうなんだーくらいに思っているといいです。笑
(私も理解していない)

確かに、地点Aを目指した場合には、追いつけませんが、実際には地点Aを目指しつつ、運動は地点A以上に行くために、追いつけると思うのですが、亀がいた地点を目指すために、追いつくことはできないと言う哲学ってことだと思っています

DDos攻撃

複数の端末から攻撃をするサイバー攻撃の一種です。

多くの端末からアクセスされるために、セキュリティが突破されてしまったり、サーバーがクラッシュされてしまう。

中国のwebカメラの初期パスワードを変えていない人が多く、アマゾンやツイッターが攻撃あれ突破されてしまった事件が紹介されています。

モニが言うには、ディナーに来る前に、サーバー攻撃が増えていたが、中国やアメリカといった特定の国からの攻撃ではなく、家電や車などのインターネットに繋がっている機器たちから調整しながら攻撃を受けているとのこと。

man in the middle

ラファの考え方です。

AさんとBさんの間に入って実はCがいるが、AとBはCさんがいることを知りません。AとBが言っていることを正しく伝えていれば、問題は起きませんが、Cが歪んだ情報を伝えるとたちまち問題が起きてしまいます。

WikiLeaks、ジュリアン・アサンジ

機密情報が公開されているウェブサイト

多くの有識者によって設立されている。政府や宗教、企業の内部情報が匿名で公開されていて、身元が割れないように匿名のシステムがある。

文書には有識者のコメントが乗るようになっており、2チャンネルなどのように身もふたもないような情報はすぐにコメントで嘘であることがバラされる。

その情報元が内部であると過信しすぎてしまうと、世論に影響も及ぼすために、デマの発信源となってしまう可能性も秘めている

スノーデン

エドワードスノーデンは元アメリカ国家安全保障局(NSA)中央情報局(CIA)の局員。

アメリカ合衆国が自国のために、周りを犠牲にすることを厭わないために、反感を覚えていく。2012年にスノーデンがジャーナリストに恋r買うをして、2013年にはアメリカが行ったことを暴露する。

映画にもなっているため、知っている人が多いかもしれません。

WikiLeaksのインシュランスファイル

WikiLeaksが2010年に「insurance.aes256」(保険)と言うファイル名で1.4GB近いファイルをアプローどしました。ファイルは暗号化されていて、中身を知ることはできません。WikiLeaksはこのファイルをダウンロード促しており、いつでも暗号を読める鍵を公開できると言っています。

暗号化できた人間はおらず、解読するのに、相当な時間がかかってしまいます。ですが、それをラファが解読してしまったわけです。

https://www.wired.com/2010/08/wikileaks-red-cell/

他にも気になる伏線たち

ラファがチャットで文字を赤に変えていて、有識者であったために、無知な側は、言うことを聞いてしまう。そのために、スマホの電源を落とせ!と言った時に全員は言うことを聞いてしまった可能性

3Dプリンターで同じ人間を作れる、図面があれば、スキャンして同じ人間を作る話をしている

サーバーへの攻撃が普段より3倍になった。しかし、それらは国からの攻撃ではなく、冷蔵庫やオーブンなどのインターネットに繋がっている家電などから攻撃を受けているとモニは言う。人工知能に全てが繋がっていたらどうする?とモニは考えていて、危惧しています。

感想:我々は見られていると言うメッセージ

前半部のラファのセキュリティの話は本当の話だと思います。情報を知っているものにいつでも脅かされている状態です。

人工知能にすらもバレないようにファイルへしまいパスワードにてロックをかけていた。信頼する人にだけ伝え外部へは情報を漏れなくさせた。

しかし、実際には会合中にすぐにトイレでジュリアがすぐに外部へ情報を漏らしてしまいます。コンピュータは脆弱性があるけれど、人間も脆弱性まみれだよな、と思いました。

前半部分で監視カメラをじっと見つめるデビットですが、tinderingの話も出てくるし、カメラを通して、アプリケーションが本物の場合には、過去と未来を12日間分見ることができるとか、伏線がたっぷりあって、二度目も面白かったです。

この手の話を好きな知人がいるのですがすぐに勧めました。笑

人間がどれだけの高性能のものを作っても、セキュリティは破られるかもしれないですね。セキュリティが破られて中身ばバレるくらいならば、バレてもいいように生活をするのが一番なんだろうな、て思います。

大丈夫、その慢心が大きな事件を引き起こすかもしれない。

いやー良かった!

まとめ

パスワード:家 (h0us3)の徹底解説・考察でした。いい映画でしたねー!一度だけではなく、二度見たし、わからないところや伏線回収箇所は5回くらい見ました。笑

どっちにも捉えられるし答えを劇中には持っていないってのがいいですね。監督・脚本家自体の正解はあるでしょうが、どっちになっても面白いと思います。

この手のサスペンス系でもかなり高評価な映画です!
アマゾンプライムのレビューが低いのが逆に驚きでしたー、話についていけなかっただけな気もする。笑

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